祇園祭の前祭に巡行する山。
修験道の役行者に因む山。
【御神体人形】
御神体人形は、役行者、一言主神、葛城神の三体であり、一言主神は鬼形、葛城神は女形となっている。
【歴史】
『応仁文明の乱』以前から参加している山である。
【水引】
前水引。
前水引は、「唐子遊戯図」綴錦。
前二番水引。
胴水引。
胴二番水引。
【前掛】
前掛は、「岩牡丹蝶図」刺繍に「真向龍」刺繍を組み合わせたもの。」
【胴掛】
胴掛は、龍文の綴錦。
【見送】
見送は、「昇龍図」と「紅地唐美人図(金地唐美人円遊図)」の二種類があり、それぞれ隔年交代で使用されている。
【金幣】
【隅房】
【装飾金具】
【会所】
会所には、役行者腰掛石がある。この腰掛石に祈祷すると体の凝り等に効果があるとされる。また、疫病除けのご利益があると伝えられる。
古い山鉾の地図が展示されている。現在は存在しない山や鉾の名前もあり興味深い。
【護摩焚き】
修験道に因む山であるため、吉符入に際しても、八坂神社の神職が清払を行うのでは無く、聖護院の山伏を招いて護摩焚きを行い清める。
【日程】
7月20日、山建て。
7月23日、護摩焚き。宵山
7月24日、巡行。
京都市中京区室町通三条上ル役行者町。